椎間板ヘルニア入院体験記その8:手術終了から最初の夜まで。

椎間板ヘルニア手術完了

2012年8月10日(金)
「○○さーん(僕の名前)、終わりましたよー。」
このような感じの一言で手術終了後に目が覚めた。
覚めたといっても辛うじて覚えている位。
これを書いている段階で既に記憶としては非常に薄いものになっている。
当然この段階では体の痛さなども何もなかった。
「じゃあ、口からくだを抜きますねー。」
意識もうろうで覚ていないのだがこんなようなことを言われたと思う。

気にしていた気管からクダを抜き取る際の痛みや不快感は全く記憶に無い。
全てはまだもうろうとしているときに終わっていた。
で、術後は翌朝まで保護室なるナースステーションの隣の部屋に移されるのだが、この部屋へ来るのにも、どの様に移動されてきたのか記憶にない。
少しずつ意識が戻って来た頃には妻が僕の手を握っていた。

この時午後12時30分頃だったとのこと。
午前11時時ごろに手術室へ移動を開始したため、わずか1時間半の出来事である。なんだかすげー長く感じる。

まずは麻酔が切れてくるごとに体の震えが始まった。全身麻酔回復時にはよくある事らしい。
それはもうガクカクと止まらない震えだった。

次第に体が痛くなってきた。腰と足。なぜだかわかんないが全身猛烈に痛かった。
痛くて全く寝返りもうてない。
メッチャしんどい。とにかくつらい。たまらなくなって唸っていた。
手術なんて軽いもんでしょとナメめていた。スイマセン。反省します。

この時点で、
体には沢山クダがつながっていた
口には酸素マスク
腕には点滴
指には何やら洗濯バサミのようなセンサー
体、むねのあたりに何やらセンサー
チ○チンからは恐怖の尿管
背中からは血を抜くためのクダ
両足にはエアボンプのようなものでも足の裏を刺激。(血の循環を良くする為だと思われる

がつながっておりどうみても、出たな妖怪クダクダ男、状態である。
余りの辛さに看護師さんに謝りました。
「スイマセン。ヘルニア手術ナメてました。」
余りにつらいので痛み止めの注射2本を打ってもらいました。
この時夕方の4時頃。

痛み止めを打つとほどなくして眠くなり妻は帰宅。
その後は看護師さんの献身的な対応もありなんとか初日の夜を越えられたのでした。
しかし、ろくにに寝返りも打てなかったし、体動かすとあちこちに激痛来るし。
それから体の向きを変えたり何かする度に尿管が引っ張られるようになるとチン○ンに痛みと言うかたまらない不快感があった。
この尿管がとても不快でたまらなかった。
とにかく術後の1日はめちゃくちゃ辛かった。

尿管についての補足説明
僕は最初、尿管がついていても、尿意が来ればそのまま自力で排泄するものだとばっかり思っていた。
しかしそうではなく、膀胱から直接尿が管を通って先についている容器に入るようになっており、それもダダモレ状態で勝手にチョロチョロと出てくるとの事。
なにもしなくても勝手にオシッコが出てくる訳だから尿意は無いはず。
それならいいかと思っていたが、なんとも残尿感が消えない旨を看護師さんに説明すると
「あー、それは多分管がうまく刺さってないねぇ。」
などとつぶやきながら、なんと!おもむろに僕のチ○ポをつまみだし、尿管をさらに「ググッと」奥に入れだすではありませんか!!!
もー、メチャクチャ痛いわけではなかったのですがただでさえ怖い尿管をさらに奥に突っ込まれたと言う精神的ショック。完全にノックアウトされました。
思わず看護師さんに
「もう、それくらいで勘弁してくださいぃ~、、。」
と声を漏らしていました。
トホホ。

その後は特に尿意もなく、尿管が完全に上手く機能していたように思われます。

つづく



椎間板ヘルニア入院体験記その9:手術終了後の翌朝。

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