名古屋駅周辺地域には本場の「ラーメン二郎」こそ存在しないものの多くの二郎インスパイア系ラーメン店が存在します。
そのどれも悪くは無いものの今ひとつだったりするのですが※関東で大人気の二郎系ラーメン店「立川マシマシ」が2017年の9月ついに名古屋に上陸。
2018年が明けてから、ある日の飲み会後に立ち寄ってきましたのでレビュー致します。
※名古屋駅から地下鉄で一駅「伏見駅」すぐ近くにある「ラーメン大」が名古屋駅周辺の二郎系ラーメンではダントツでおすすめ
立川マシマシとは
通常のブログなんかですとダラダラと「ラーメン二郎とは」「立川マシマシとは」などの記事で文字数を稼いでいるところですが今回はそういうのは省きます。
立川マシマシは関東では超有名な二郎系ラーメンで、ラーメンだけではなくこれまた中毒者を生み出す「マシライス」なるものがあってそれもまた美味いそうです。
はい。
ならぶ
立川マシマシに到着直後の様子。時間は夜の9時30分くらい。
先客は15名くらいだと思います。
それでも結果、ラーメンを食べられたのは約50分くらい経ってから。
かなり並びますのでご注意を。
いいおっさんが一人酔っ払いながらものすごく寒い夜にガタガタ震えてラーメンを待つ。
この時間がまた色々な事を考える時間となりかつ、初めて「立川マシマシ」を食べる期待を煽りとても楽しかったです。
まだ並ぶ
並んでだいぶ前に進んでくるとお店の中身が見えるようになります。
黄色い看板にかわいい豚ちゃんの絵がトレードマーク。
しかしこの可愛いブタちゃんの絵に騙されてはいけません。提供されるラーメンはとても凶暴です。
入店し食券を購入
はい。
ようやく私の番がやってきましたので食券を購入。
写真を拡大しても少し見にくいかもしれませんが。
ラーメンは「ミニ」「小」「中」「大」とあり、「中」で麺の量が300g、「大」では400g。
野菜(もやし)はコール無しで500g乗るとのことで「マシ」をコールすることは非常に危険だということがわかります。
細身の割にわりと大食いな私は普段(別の二郎系ラーメンで)400gや500gの麺をオーダーすることはあるのですが本日は飲み会の後ということで「中」(麺300g)を選択、そしてコールは無しのすべて「普通」にてオーダーいたしました。
生卵やその他のトッピングも追加可能ですが今回は一切なし。
ちなみに各テーブルには刻みニンニクが最初から置かれております。
従いましてコールにて「ニンニク増し」等、にんにくの量を伝える必要はございません。
ラーメン到着
そして出てきたラーメンがこちら。
ジャン。
ぐ。。。
う、うまそう・・・・・。
もう少し寄ってみる。
やっぱりうまそう。
そんなわけで食べた感想。
二郎系ラーメンで時々ある非常に角のある尖ったしょっぱさというのがなくマイルドな味わい。全体のバランスもよい。
そこに上にかかっているアブラや自分で乗せたニンニクのみじん切りを絡めて食べる。
超絶うまい!
普段、二郎系のラーメン屋に行っても野菜増しをコールすることない私ですが500gと言われる野菜はそれほど多いと感じることもなく問題なく食べられた。スープに浸して食べるとそれだけでおかずになる感じですし、もやしだけを食べるとさっぱりとよい口直しとなります。
麺はもちもちとゴワッとする感じの中間くらいでしょうか。主張しすぎるところがありませんがこれは全体のバランスが取れていると解釈するととてもうまいと思いました。
名古屋駅前 立川マシマシ 9号店の総評
立川マシマシさん、初めて食べた感想です。
私の中では名古屋市周辺の二郎系ラーメン店の中で圧倒的にナンバーワン。大好きなお店だと感じました。
理由その1:マイルドな味わいでめちゃくちゃ美味しい
食べログ何かを読んでみるとこれは好みが別れるところなんだなぁと感じました。
スープは強烈過ぎず、麺は程よい噛みごたえ。全体にバランスがよく40歳を超えるオッサンでも(二郎系ラーメンとしては)とても優しく食べられる。
全体的にマイルドで最後まで美味しくいただけました。
理由その2:お店、店員さんが優しい
店員さんが非常に優しく初心者にも親切。
グループへは気を利かせて一緒に食べられるように配慮されている。
初心者のかたが「マシ」をコールされると「野菜は○○グラム。もやしは○袋分になりますが大丈夫でしょうか~?」と優しく説明を入れていただける。
そして何よりラーメンを楽しそうに作っている。
店内に殺伐とした雰囲気がない。
等、誰でも楽しくラーメンが食べられるよう配慮されていると思います。
その為結果リピータを生むことにつながっていると感じます。
理由その3:とにかく楽しかった
これは完全にバイアスがかかっているとおもいますのでお許し頂きたいのですが。
このお店は並び始めてから食べ終わるまでが終始楽しかったです。
ディズニーランドで乗り物に1時間並ぶのは不可能な私ですがこちらで並んで食べ終わるまではとても楽しかった。
まさに中年オッサンでも楽しめる食のエンターテイメント。またすぐに来たいと感じされてくれます。
並んでいる時は初めて食べるワクワク感。
自分の周りでは「マシマシのコールは・・・」などと語りながらみんなが楽しみにラーメンを待っていて、あまりに寒い中だからでしょう、いつしか一緒に戦う仲間のような雰囲気が芽生え前後のお客さんたち、一人で来ているサラリーマンがたや男女若者グループ等、と自然に会話が始まってしまいました。
店内では「マシマシ」を頼んだお客さんの出てきたラーメンを見て周りが「おぉー。」とどよめき「イケるんですか?マジイケるんですか?」なんて声がどこからともなく聞こえてくる。
そんなお店の中での一体感も良かったです。
通常のラーメン屋ではありえない、テーマパークを楽しんでいるかのような雰囲気が大好きでした。
理由その4:マシライスの存在
立川マシマシさんでもう1つ有名な中毒性のあるメニューに「マシライス」ものがあります。
いくら大食いとは言えさすがにラーメンとマシライスを同時に食べられるほどではありません。
この存在のためにもまた来たい、と感じさせてくれます。
その他のメニューでは「すごい冷やし中華」やつけ麺などもありそれらも試してみたいと感じてます。
名古屋駅周辺の二郎系ラーメン屋頑張れ!
この立川マシマシさん、二郎インスパイア系ラーメンの中での「味」のレベルは「二郎系ラーメン通」たちに言わせると一般的レベルなのだと思います。(私はとてもとてもうまいと感じますが。)
ただ完成された味ですのでお店に寄って若干方向性が異なり、後はどのお店の味付けが好きかという好みの問題。と言うレベルに達していると言えます。
その完成された味わいという前提において、ラーメンは味だけではないと思わせてくれる要素がいくつもありました。
とかく素人に厳しいと言われる二郎系ラーメンですがこの立川マシマシさんはとても優しいと感じます。また話題も合ってのことででしょうが若い人や女性もたくさんおられ、誰にでも気軽に立ち寄れる雰囲気があります。
名古屋駅周辺にある他の二郎系ラーメン屋はこういう営業を見習ったほうがいいと感じます。
味が同じ、値段が同じならお客さんは間違いなくこちらに流れるでしょう。
うかうかしていると他のお客さん取られちゃうよ。
頑張れ名古屋駅周辺の二郎系ラーメン屋さん!