椎間板ヘルニア入院体験記その7:全身麻酔について。

手術部屋に入りいよいよ全身麻酔がかけられる
2012年8月10日(金)
手術室に入り全身麻酔をかけられたのだが、この体験が思いの外強烈に印象深かったので記録にのこす。
まず麻酔がかかる前は全くのシラフ。
点滴でウトウトしていたなど一切無く完全に覚醒していた。
歩いて手術室へ向かいストレッチャーの載せられそのまま手術台へ行き麻酔のマスクが口へかけられた。
「そのまま普通に呼吸してくださいね~。眠くなりますから。」
そんなことを言われやや甘いガスを吸いながら呼吸すること5~6回目位だろうか。
ん~、全然眠くならないんだけど。。
なんて余裕ぶっこいていたらそれはやって来た。マジで超!強烈なやつ。
うまく言えないけど眠気って言うのかな。やっぱ。「ガッッック~~~ン!!!」っていうものすごく大きな階段から落ちたようなとでも言おうか。
それはもう猛烈な眠気が襲ってきた。
さらに呼吸を重ねるごとにまるでその大きな階段をドンドン落ちていくかのようにガクッン、ガクッンとその眠りの度合いが強くなっていく。
まだ意識はあるのだがすぐに目が開けていられなくなった。
しかしながら目を閉じ眠気が襲ってきていてもわずかにイロイロと思考する余裕もあったため、余りの凄さに感動していた。
薄れゆく意識の中でうわ言のように
「うゎー、眠気きましたー。」
「これすごいですね~。」
「あぁ~、気持ちいいですねー。」
等と言っていたのを記憶している。
そうそう、そうなんです。

もぅ、なんていうのか眠気で落ちていく瞬間が

メチャクチャ気持ちよかった。

なんだこれは。

最悪のドラッグとされるヘロインは寝入りばなの快感と表現されるが、こんな気分なのだろうかと後から考えてふと思ったほどである。
この落ちていく途中意識はかなり薄いのだが麻酔医の方だと思うが、
「はい。では腕からも薬はいりますから~。腕のあたりがすこしピリピリしてきますからねぇ~。」
と。
実はこの腕からのピリピリも事前にホームページの色々な人のブログで知っていた。
ただみんながみんなピリピリした麻酔をしていたわけではないのか、記載がなかっただけなのかは分からないがコレが自分にもあるとは思っていなかった。
が、ピリピリがやってきた。
腕の点滴が刺さっている当たりから、それが段々と腕から体全体に広がって行った。
微かにうわ言で
「わぁ~、ピリピリ来ましたぁ~。」
なんて言ったことを覚えている。
最後に記憶しているのは麻酔医師の
「では一度深呼吸してください。」
の一言。
これで完全に落ちた。となるはずだったんだろうが実はその後、尿道に尿管を入れている時にごくごくわずかだけ記憶がある。
これが最後の「では一度深呼吸してください。」の掛け声のあとどれくらいたっているかはわからないし、もしかしたら夢かも知れない(でも、夢とは思えない)が、自分のチ○チンにクダがギュッと入ってきた感触を覚えている。
しかし痛みは全くなかった。

次に気がついたのは手術が終わった時だった。

命に関わるような病気じゃないから言っていられるのだと思うが、経験として全身麻酔を1度はやっておくのもいいなと思った。
不謹慎かもしれない。不愉快に思われる方が見えたとすれば申し訳ありません。
ただ、普通の人ではできない経験をできたのだとポジティブに考えてみました。

続く。


椎間板ヘルニア入院体験記その8:手術終了から最初の夜まで。

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