大腸内視鏡検査 体験記 その1

わたくしこと「しゅうじ」は41歳を迎えたオッサンであります(2017年12月現在)。
40代といえば体のあちこちにガタが出始める年齢。

さかのぼり1年前の健康診断にて行った「便潜血検査」にて陽性反応が出ていました。
陽性反応が出れば精密検査、つまり本ページで紹介する「大腸内視鏡検査」を実施するのが通常であります。
しかし忙しさにかまけ検査をほったらかしそれから1年。
翌年(つまり今年 2017年)の健康診断を迎えてしまったのです。

今年の便潜血検査は陰性だったものの、大腸がんがあるからといって必ずしも「便潜血検査」が陽性になるということではないとのこと。
従いまして、一度でも「陽性」となった場合には、やはり大腸内視鏡を受け、結果を知り安心しておくのが良いそうです。

そんなわけで大腸内視鏡検査を受けてきたレビューを検査前日分と、当日分の2回に分けて紹介致します。

大腸内視鏡検査の流れ

大腸内視鏡検査の主な流れ(プラス、本ブログでの紹介内容)は以下のとおりです

0.事前診察
1.前日朝からの食事制限
2.前日の昼から薬の飲み始め
3.夕食時ににも薬
4.就寝時に薬
5.当日起床時に薬+下剤
6.病院にて下剤処方
7.腸管内が十分に洗浄されたら内視鏡検査開始
8.内視鏡検査費用
9.感想

となります。

以下上記の1.~9.について順に説明していきます。
がその前に。検査そのものについてと処方した薬について少しご紹介します。

大腸内視鏡検査について

大腸の内視鏡検査ですが皆様はどのように行うとお考えでしょうか?
私は肛門から直腸辺りに1cm程度 ※1 のカメラを入れちょいちょいと中を見ていただくものだろうと勝手に想像していたいのです。
※1 実際の内視鏡カメラは13mm程度だそうです

しかーし。現実はそんなに甘くありませんでした。

まずは前日から薬を飲み始め当日は下剤をたくさん飲み、腸の中を完全に空っぽ、きれいな状態まで持っていく必要があるということ。またそのために食事の制限もあること。
全く知識がありませんでしたがよくよく考えると当然だと思いました。
カメラをお尻から入れても中がウ○チまみれでしたら見えるものも見えなくなるというもの。

そのためには「腸から水を入れて中を洗浄する。」といったことを行うわけでははなく、下剤やすぐにくだる液体を飲んでとにかく上から下へ水をジャージャーと流す(肛門から排泄)ことによって中身をからっぽ、きれいにするというわけです。

次にカメラについてです。
カメラも相当置くまで挿入しなければならないということを知りませんでした。
こちらの図を見ていただきたいのですが。

大腸内視鏡検査

大腸内視鏡検査はまず肛門からカメラを挿入。
そこからカメラをずーっと入れていき、S状結腸でまがり、さらに下行結腸、横行結腸、上行結腸を経て小腸入り口を更に超えたところの行き止まりまでカメラを進めます。
ここからゆっくり引き抜いてくる際に内部を確認するとのこと。

想像しただけで口からウ○チが出てきそうな怖さじゃありませんか。
ただ、私が利用した病院では任意で麻酔をかけることも可能でした。
麻酔を利用するかしないかは賛否あるようで意見が別れるところですが、今回は利用することにいたしました。
その点に関してもレビューしたいと思います。

大腸内視鏡検査で処方した薬

次に大腸内視鏡検査で処方した薬についてです。
処方した薬は以下の4種類です。

  • ビーマス錠
    腸のぜん動運動を促進させる。また堅い便に水分を浸透させ柔らかい便にする働きがあります。
  • プルゼニド錠
    大腸内に存在する細菌の作用を利用し腸のぜん動運動促進させる。
    大腸粘膜を刺激することにより腸の動きを活性化、排便を促す。
  • ラキソベロン液
    パッケージに「下剤」と書かれた液体。
    大腸を刺激、腸管蠕動運動を活発化させることで排便を促す。
  • マグコロールP
    成分は「クエン酸マグネシウム」とのこと。だからといってクエン酸マグネシウムが何なのかはよくわかりません。
    腸管内に水分を引き寄せ、便を水分でやわらかくし排泄を促す。

ビーマス錠、ラキソベロン液、プルゼニド錠は自宅で飲みました。
マグコロールPは1800mlを病院にて検査直前に飲みました。たくさん飲んでたくさん排便し腸の中をきれいな状態にするのが目的です。
どのように飲んだかも詳しく説明していきます。

ビーマス錠、プルセニト、ラキソベロン液
↑ビーマス錠、ラキソベロン液、プルゼニド錠

ビーマス錠、プルセニト、ラキソベロン液
↑ビーマス錠、ラキソベロン液、プルゼニド錠

では大腸内視鏡検査の流れに沿って以下説明していきます。

0.事前診察

大腸内視鏡検査を受けるためには事前に診察が必要となります。
この際に検査方法についての詳細な説明、また前日から始まる食事制限や薬の飲み方についての説明や冊子の受取を行います。
また私が行った病院ではこの時に採血を行い幾つかの感染症がないかの検査をおこいました。
(血液検査の結果は、検査当日に内視鏡検査結果説明時に合わせて行われました。)

その他、アレルギーはないかだとか、過去に手術経験が無いかといったことの確認、検査当日は麻酔を利用するかしないかの確認、内視鏡検査で異常(ポリープ等)が見つかった場合にはそのまま切除してよいかの確認、さらにポリープを切除した場合の食事やアルコール制限等の説明も頂きました。
ちなみにポリープを切除した場合は次回診察時まで絶食。10日間の安静が必要とのこと。
安静とは、禁酒、長湯禁止、スポーツ禁止、重いものを持ったり人を抱っこしたりの禁止、長時間の電車や飛行機での移動、旅行・出張の禁止を指します。

この事前検診の費用は2500円

1.前日朝からの食事制限

大腸内視鏡検査は前日の朝食時点から食事制限が始まります。
翌日の検査前には腸内を空にしなければいけないのですがその際、腸内に溜まりやすい食材を取らないようにということ。
具体的には野菜はほぼダメ。果物もダメ。海藻、きのこ類もダメということ。
詳しくは食事についての冊子をもらっていたのですがあれこれ大丈夫かダメなのかと調べるのが面倒なため、朝食は白メシに味噌汁のスープ飲みを取って会社へと向かいました。
朝は薬は飲みません。

2.前日の昼から薬の飲み始め

昼食も同様に食事制限があります。
ちなみに事前に病院でもらっている冊子の中におすすめのランチメニューが有りそれには「素うどん(麺と汁のみ)」と記載があります。
ナメてるのか!と怒り出したいところを我慢し、お昼は家から持ってきた塩むすびを1個食べるだけにとどめました。ぐぬぬー。
前日昼から薬を飲み始めます。この時は「ビーマス錠」を2錠飲みました。

3.夕食時ににも薬

事前にもらった冊子を見ると夕食は夜9時までに済ませろと書いてある。
この日も仕事が白熱しとてものんびりとご飯を食べている余裕なんかないし、加えて昼はおにぎり1個のみとかなり腹が減ってイライラしている状態。
仕方がないのでコンビニにて塩おにぎりを1個購入し食べる。
その後ビーマス錠2錠を服用。

4.就寝時に薬

就寝前10時頃にラキソベロン液半分(5ml)を100ml以上の水で溶かしビーマス錠2錠と一緒に飲めとある。
しかしその後仕事を終え自宅に帰ったのは12時前。
急いで上記薬を飲み干しシャワーを浴び、自由時間をすごそうにもお腹が空いて何も手につかないので寝ることにしました。

が、お腹が空いて全然寝られないぜ!

後半「大腸内視鏡検査 体験記 その2」に続きます

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